初めて店頭でサンプルを撮影してみて

忘れないうちに感想を書いておきます。

焦点距離100mmは長い

EF100mm F2.8L Macro IS USMを携えて撮影しにいったんですが、フィギュアの全身を写すために必要な距離の確保が難しかったです。

店内のサンプル展示はイベントと違い常設展示ですから、普通に買い物に来られるお客さんもおられますし、広い展示スペースが確保されているわけではありません。商品が陳列されている棚と棚の間に何箇所かフィギュア展示用のショーケースが置かれているわけです。
お店や買い物中のお客さんの邪魔にならないように通路を塞がないように気をつけて撮影する必要があります。
また、人通りがなくても、壁や棚があるため、そもそも距離を確保することが物理的に不可能な場合もありました。

50mm当たりのレンズがあると良かったなぁ、と思いました。
手持ちのレンズだとEF24-70mm F2.8L USMが良さそうです。(というか100mmとこのレンズの2本しか持っていないんですが)
持っていないレンズでは、最近リニューアルされて最短撮影距離が縮まったEF50mm F1.8 STMや、手ブレ補正が付いている標準ズームのEF24-105mm F4L IS USMが良さそうです。
前者はお安いのでそのうちうっかりしてしまうと思いますが、後者はお高いうえに持っているレンズと焦点距離がかなりダブってしまうのでよほど使い込む見込みがないと購入を決断できそうにないです。


ピント合わせがしにくい

使っているカメラはEOS 5D Mark IIなのですが、これはライブビューは付いていますが、液晶モニタはチルトやバリアングルではありません。またファインダーも光学ですので、拡大できません。

前述の通り、距離が確保しにくいところにしゃがんでファインダーを覗くために自分の体を入れる幅を確保するのが厳しいです。チルトが付いてると立ったまま、ライブビューでピント合わせができるのですが、、、。

Twitterで呟いたらアングルファインダーの導入を勧められました。確かに良さそうです。キヤノン純正のアングルファインダーCはAmazonで18000円。サッと買える金額ではないので、しばらくは試行錯誤してみます。

EOS 5D Mark IVにチルト機能がついてくれるのが一番ありがたいのですが・・・。発表が楽しみです。

ISO 1600でも意外と見れる

店頭では手持ちで撮影しなくてはならず、撮影後に大きな画面でしっかりチェックすることもできないので、ミスショットを減らすためにシャッタースピードを上げる必要があります。
フィギュアを撮影する場合、被写体深度を浅くするわけにはいかないので絞りを開くわけにはいかないので、代わりにISO感度を上げることになります。

今回は初回と言うこともあり、いつものISO 200から4段上のISO 1600まで上げてみました。代わりにシャッター速度を4段速くできますので、いつもの1/5から1/80にできます。手ブレを防ぐためには1/焦点距離以下のシャッター速度が必要ということですので、100mmのレンズなら1/100必要なのでまだ足りていません。しかし、このレンズに付いている手ブレ補正は最大倍率撮影時でもシャッター速度2段分の効果があるということですので、1/320と同じ扱いになり、手ブレ補正が起きない条件をクリアしている計算です。

帰宅して写真をチェックしたところ、計算通りに手ブレはそんなには起きていなくてホッとしました。画質についても恵まれた環境である自宅スタジオと比較してはいけませんが、サイトに上げて人様にお見せするにもなんとか耐えられると判断しました。フルサイズ様々です。

中腰で安定させる筋力が必要

開けている場所で人通りが途切れた場合、フィギュアから適切な距離を取ってフィギュアに正対するようにカメラを構えて、ファインダーを覗きながらピントを合わせることができる恵まれた状態になります。

今回の撮影中にも何度かそういうタイミングに恵まれたのですが、フィギュアと膝を屈めてフィギュアと正対した状態で静止するのがかなりキツかったです。
(自分は身長が高めのため、ショーケースに飾ってあるフィギュアと正対するためにはかなりかがまないといけないのが辛いところです)

筋トレとダイエットをして安定させられるようにする必要があるな、と感じました。「健康のために」という曖昧なものよりしっかりとした目的ができたのはいいことかもしれません。

この日の成果

この日に撮った写真は以下のエントリにあります。

今週末はできればEF24-70mm F2.8L USMを携えて再挑戦したいな、と思っています。